本日はやまぼうしの家に集合です。
こちらのイエロー準やまコンビは、もちろん庭で遊びます。
細身の彼が持ってきたミニカーで二人で遊ぶのが楽しいみたい。
二人ともほんの少し前までは誰かと一緒に遊ぶというのが想像できなかったけれど、今ではその二人が一緒に遊んでいるのですから、子どもというものはあなどれません。
こちらのイエローコンビ、外へ出る前はやまぼうしの双璧と名高い年長コンビの片割れ、年長彼に戦いを挑んでいました。
向かっていっては、バッタバッタと投げ倒されます。
向かっていかなくても、やってきて倒されます。
細身の彼はお手上げ状態。
しかし、がっしり系の彼は何度も何度も立ち向かっていきます。
倒されても倒されても向かっていって、しかも笑顔で楽しんでいるようです。
勝手な妄想ですが、卒園まであとわずか。
世代交代のための儀式のように見えてきます。
100%私の妄想でしょうが。
下の世代もたくましく育っていっています。
家の中では、お雛様の飾り付けが行われておりました。
毎年、出すけど、毎年、「ああだこうだ」と言いながらの飾り付け。
子どもたちも、箱から出すのをお手伝い。
みんなでするからいいんです。
飾り付けが終わると、みんなでお庭に出て、あるものを探します。
そう、ふきのとうです。
すでに、たくさんのふきのとうが頭をのぞかせておりました。
これが出てきたら、もう春という感じ。
味噌で炒めるふき味噌は絶品中の絶品。
帰りには田島征三さんの絵本『ふきまんぶく』を読んで。
絵本と実生活がこれほど密着するのも、森のようちえんならではかな。
私が薪割りしていたら、年長彼が「やりたい〜」とな。
ならば、やってもらいましょう。
しかし斧は重くて振り上げられない。
それでも力を振り絞って、持ち上げて、木に振り下ろす。
ちからが足りないから、割れないけれど、端っこにあたって、皮がめくれると嬉しそう。
「最初の火付けには使えるかな?」
「そうやな」
と皮を受け取って、薪置場に置く。
彼、持ち前の根気強さで、何度も斧を木に振り下ろす。
割れないけれど、長い間、挑戦し続ける。
薪割りは薪を割るのが目的だけれど、子どもがする場合は薪を割るのを目的にしなくていい。
目的はなくて、ただやりたいという気持ちを満たせればいい。
だから、手助けはしないけど、口出しもしない。
年長彼を見ていて、「僕もやりたい」と準やま彼。
一度、斧を借りたけれど、重すぎて持てない。
持ってきたのは、こちらのスコップ。
これなら彼にもちょうどいい。
丸太をスコップで叩いて、薪割りのマネごと。
学ぶは真似るからとはよく言ったもの。
数年後には、彼も斧で薪割りしているのかな。