本日はにちようの森。
竹林行く前のところで、梅を取らせてもらいました。
木によじ登って、果敢に梅を取りに行く男子たち。
高枝切り鋏を駆使して、梅を取る女子たち。
そして、梅そっちのけで、キリギリスの赤ちゃんや、孵化したあとのカマキリの卵を見つけてくる小3彼。
梅そっちのけで、鬼ごっこする男子たち。
それぞれがそれぞれに楽しんで、竹林に入る前にたっぷり遊ぶ。
今日から参戦のやまぼうし卒園児小1彼。
やまぼうしでも鬼ごっこの鬼決めは彼の役割。
にち森に来ても、その役割は同じなのね。
みんなそういうの知らないはずなのに、当たり前のように彼の「お・に・き・め・お・に・き・め」を受け入れているのが面白い。
鬼ごっこしない組の二人。
気が合うようにで、二人で落とし穴つくりを楽しむ。
そーゆー組み合わせで仲良くなるんや、っていうのが子ども同士でよくある。
その意外性が面白い。
やまぼうしの庭に来て、さっそくお昼ごはん。
偶然、カップ焼きそばを持参した男子二人。
どうやってつくるのか、一生懸命説明文読んで、子ども同士で確認しあって、お湯持ってきてた子は、もう一人の子と分けあって。(言ってくれたらこちらでお湯用意するけど、二人で分け合おうみたいな話になっていたので、あえて口ははさまず)。
まったくそんな意図はないけれど、あえていえば、こーゆーのも立派な『学び』だと思う。
カップ焼きそばひとつ、自分たちで創意工夫して協力してつくるのも、立派な学び。
そう思うと、鬼ごっこしていても、泥遊びしていても、何していても、学びになるんじゃないかなと思う。
ポップコーンを持参してきた彼。
最初は「自分ひとりで食べるから」と言っていたけれど、出来上がって「ちょうだい」とよってくる子たちに気前よく振る舞う彼。
でも私にはくれない。
同じ子ども同士ならいいらしい。
他の子たちも、彼が持ってきたものだからか、馬鹿みたいに食べない。
ちょっとつまむ程度にもらっている気がする。
こーゆーにも、社会性の学びになっていると思う。
新メンバーの彼は、もうすっかり馴染んで、初対面の子とも、そんなのを全く感じさせない馴染みっぷり。
むしろ、初対面の子たちと意気投合したらしく、男女年齢問わず、一緒にずっと遊んでいた。
彼が持ってきていたカードゲームが高度すぎて、私にはよく分からない。
かろうじて、小6彼女が理解してやってくれていた感じ。
いつか私もマスターしたい。
子どもたちの要望により、今日もプールを出しました。
ホースから竹で二股にして、プールへと流す装置をつくった小3男子二人。
ちょろちょろとたまる水をよけるのに大盛りあがり。
その横で、竹が割れていて、8割方の水が竹の裂け目から落ちているのがどうしても気になり、修繕する小1彼女。
その後も、おおはしゃぎする小3男子ーズを、まるで冷静に観察する学者のように、見ていた彼女。
彼女にとったら、彼らの言動は謎に満ちているのでしょう。
と言いつつも、途中からは一緒になって水遊びしていた三人です。
水色帽子の彼は午後からはずっとオケラ探し。
「一緒に探そ」と誘われて、私も彼と二人でずっとオケラ探し。
こうした泥っぽいところの土の中にオケラはいます。
虫なんだけど、モグラみたいな手がかわいくて、泳げて、潜れて、飛べて、などなど7特技もあるすごいやつなんです。
自分ちの庭にオケラがいるなんて、彼に教えてもらわなかったら知りませんでした。
彼はやまぼうし卒園生。
久しぶりに彼とこうして二人っきりで、虫探しをした気がします。
やまぼうし時代にタイムスリップしたみたいな感じがして、なんだかちょっとセンチメンタルな気分になりました。
小学生になって歳を重ねるごとに、やまぼうし時代の荒々しい彼は鳴りを潜めて、少しさみしい気もしていました。
でも、こうして昔と同じように一緒に虫探しができて、なんだか嬉しかったです。