本日は、年長登山の日。
年長さんだけで、大文字山へ行ってきました。
ちびっこたちは家に残って、ホットケーキ作り。
年長コンビ、誇らしげに出発です。
ちびっこたち、車が出るのを見送り待ち。
しかし、年長コンビ、誰がどこにすわるのかで、二転三転。
座ったと思ったら、入れ替わって、また戻って。
みんなに見送られながら、ようやく出発です。
車内で、ずっと喋っている二人。
家でみているアニメの話。
前に遊んだときの思い出。
タクシーの数を数えたり、
よくわからない話でキャッキャとはしゃいだり。
銀閣寺観光駐車場へ車を止めて、いざ出発。
哲学の道から、銀閣寺の観光地を歩きます。
すぐに足が止まる二人。
「川やぁ」
「写真とっとこ」
自分のカメラを持ってきた年長彼女。
まずは川の写真をパシャリ。
年長彼女が好きなすみっこぐらしのお店を発見。
テンション上がる年長彼女。
私もちょっとテンションあがる。
店内に入りたい衝動を抑えて先へ。
「ストロー売ってんの?」
いえ、おみくじです。
丸めて筒状になった紙がたくさんあるから、ストローに見えたのか。
仮にストローだとしても、こんな雑多な売り方はいやだ。
井戸水が出ているそうです。
「わぁ、冷たい!」
「たける父ちゃんも触ってみ」
誘われたら、触らないわけにはいかない。
店先のこんなささやかなものにも、心躍る年長コンビ。
かわいいです。
観光地に興味引かれるものが多すぎて、ようやく登山口へ。
本当は私のスティックを貸す予定でしたが、まさかの持ってくるのを忘れる。
そんな私を年長コンビは責めもせず、
「じゃあ、枝を見つけたらいいやん」
と手頃な枝を見つけて杖代わりに。
進んでいると、大量の綿毛が舞っている。
枝を振り回して綿毛を打ち払う動きがシンクロする二人。
やっぱり息ピッタリやな、と思う。
道横のせせらぎが気になる。
覗き込んで、写真をとって。
飲める湧き水がわいているんです。
すでに疲れてきていた年長彼。
水を飲んで、
「おいしい!こんなおいしい水、はじめて。もうこれで元気いっぱいだ!」
素直な反応がかわいいです。
また川をのぞきこむ。
「下に降りられる用になってる!」
と降りていく二人。
川の水で顔を洗う。
「つめた〜い。きもちいい〜」
ひとつひとつの反応が大きくて、
すべてが新鮮といった感じ。
ここまでの道のりも興味ひかれるものが多すぎて、
ようやくようやく山道へ。
「わぁ、見て。石が切れてる」
「剣で切ったのかな」
「マグマが溶かして、こうなったんじゃない」
想像力を刺激する石です。
年長彼が見つけた鉄くず。
動物のゾウに見えるそうです。
「わぁ、ほんとだ。写真とらせて」
と年長彼女。
鉄くずに見えるのは大人だけ。
千人塚と呼ばれる地点まで来ました。
ここまで来ると、あともう少し。
しかし、二人の体力は限界に近し。
はじめての道で、あとどれくらい登ればいいのか分からないのは、疲れるものです。
足元を見て、歩幅をせばめて、同じペースで歩くのが山登りのコツだと伝えると、
言われたとおりに歩く年長コンビ。
「ほんとだ、疲れない!」
「気づいたら、もうこんなに歩いていた!」
いちいち素直なヤツらです。
私の頼りない記憶力にかすかに残っていたこの石段。
「これ登ったら、到着やわ」
最後の階段と聞いて張り切る二人。
がんばって登る。
しかし、私の記憶力はやはり使い物にならなかった。
最後と思っていた階段を登り切ると、さらに階段が。
「今度こそ、これで最後や」
「ほんとに?もし嘘だったら、こしょばしの刑だからね」
「じゃ、じゃあ、最後じゃないかもしれない」
「じゃあ、最後だったらこしょばしの刑だからね」
私より一枚上手な年長彼。
やはり最後の階段でした。
京都市内を見下ろす絶景。
雨予報でしたが、天気に恵まれ、
展望は諦め気味でしたが、こんなにくっきりと景色を見ることができました。
子どもたちも、「きれ〜い!」「すごぉい!」
ちなみに厳密にいうと、ここは頂上ではなくて、大文字の火床。
頂上はまだ少し上ですが、展望の良さはここが一番です。
弘法大師を祀っている祠にご挨拶。
子どもたちには、山の神様と説明。
「無事に登れてありがとうございます」
「ちょっとご飯食べさせてもらいます」
神様への挨拶は慣れたものです。
待ちに待ったお昼ごはん。
今日はカップラーメンを持参しました。
お湯はスタンレーの水筒にいれて。
これなら沸かさなくても、そのまま注いでOKです。
山登りして食べるカップラーメンは、
どうしてこんなに美味しいのでしょう。
美味しすぎて、全員あっという間に完食です。
食後、子どもたちから「探検したい」と。
山登りでバテていたのに、遊びとなると別腹なんですよね。
いつもの活動でも、移動の疲れと遊びは別物でした。
まだ遊びたいという子どもたちの願いも聞いてあげたいけれど、
時間の関係もありまして、泣く泣く下山。
帰り道は、あっという間。
下りだし、早くアイスが食べたいの一心で、早い早い。
下山したら、お楽しみのアイスクリーム。
「一番安いアイス屋さん探して」との要望。
なぜかと聞くと、あまったお金で、コンビニで何か買いたいからとのこと。
そんな計算ができるのね。
なので、250円のアイスクリームを買って、残ったお金でコンビニへ。
コンビニで悩む悩む。特に年長彼が悩む。
お菓子は食べたらなくなるからイヤだそう。
旅のお土産になにか形に残るものがいいらしい。
悩みに悩んで、それぞれ卵型のチョコの中におもちゃが入っているものを購入。
子どもたちはおもちゃしか入ってないと思っていたらしく、
車で開けてみて、「チョコまで入ってる」
「お菓子まで食べれて、おもちゃももらえて、最高じゃん!」
「もう、毎回このお菓子買お」
「うん、ぜったいこれしか買わない」
と大盛り上がり。
帰りの車内は寝るだろうなぁと思っていたら、
帰りもずっと喋っている。
旅の思い出話したり、
手に入れたおもちゃでごっこ遊びしたり。
帰りの時間を大幅に遅れての帰宅。
みんなが出迎えてくれました。
「しんどいことでも、楽しいことってあるんだね」
「また行こうね」
とっても楽しんでくれたようで、行ってよかったです。
今度の登山予定は滋賀の蓬莱山。
大文字よりハードだけど、年長コンビならいけるでしょう。
今から行くのが楽しみです。