日曜、月曜とにちようの森お泊り会を開催しました。
場所はやまぼうしの家。
このコロナ禍で開催するのかどうか悩みました。
しかし、半年ほどの自粛明け、にち森の再開を心から待っていてくれた子どもたちと再会した時に、一番大切にしたいのはこの子たちの笑顔だと思い開催する決意をしました。
みんなより少し早くきた女子二人。
にち森はじまる前からさっそく鬼ごっこです。
はたしてリョウくんの体力は持つのでしょうか。
今回のお泊り会、まさかのゲーム持参OKです。
自己責任の元、なにを持ってきてもOKです。
今更ですが『にちようの森』は自然体験活動ができる場を提供するものではありません。
もちろん、基本的には野外で遊びますが、そこで何をするのかは子ども次第。
そして、野外で遊ぶということにそれほど重点を置いていません。
一番は、小学生たちがのびのびとやりたいことを存分にできる時間の確保です。
月に1,2度だけのお楽しみ。
この時ぐらいは童心にもどって無邪気に遊んでもらいたい。
そして年に一度のお泊り会。
余計な制限はかけたくないという重いから、何でも持ち込みOKにしました。
早速ゲームをはじめる彼です。
と、その前に話し合いをしました。
内容は晩ごはんと朝ごはんのメニュー。
リーダー格の小5女子二人が「カップラーメン!」と言って、なんとなくラーメンに決まりそうな予感。
しかしジュンさんが他の子の意見もきいてみると、何かを作りたいという子も。
手作り組はさらに話し合って、オムライスを作ることに。
男子二人は、リョウくん直伝のカップラーメンチャーハンと決めていたそう。
これまた、挙手制で買い出し組を先発。
小4トリオがいくことになりました。
スーパーで買うものリストを見ながら買い出し。
張り切って集めてきます。
今回は一人600円出し合いました。
そこにゴハン代とおやつ代が含まれています。
思ったよりゴハン代が安くつきそうなので、大量のおやつが買えます。
さぁ、いざおやつコーナーへ!
ちゃんと居残り組から依頼されたお菓子も入れながら(何人かの分忘れてごめん・・・)
買い出しに来た利点をフルに活かして、自分の好きなおやつを買っていく子どもたち。
しかもあとになって分かったけど、その自分が選んだおやつは自分用に買ったらしくみんなでシェアするものではありませんでした。
その発想はなかった。
買いに買ったごらんの食材。
さぞかし楽しい買い物だったでしょう。
レジで「お金足りるかなぁ」とソワソワワクワクする子どもたちもかわいかったです。
ジュンさんが柿かなんかを向いている間、彼はずっとおしゃべり。
こうした時にいつもたくさんお話してくれる彼。
話したいことがいっぱいあるみたいです。
これだけ話してくれるのも、気を許してくれているからだろうなぁと思います。
学校のぐちや、好きな友達の話、お父さんから聞いたおじいさんの戦争中の話など、本当にいろいろと話してくれます。
なんだか愛おしくなる時間です。
もちろんみんなゲーム三昧です。
なんか、今は通信対戦みたいなのができるんですね。
我が家にWIFI環境があることに驚く子どもたち。
そしてコンセントがないと思って充電器を持ってこなかった子どもたち。
いやいや、どんな暮らししてると思ってんねん!
見てください。
この見事なグータラぶりを。
もうスマホを持つのも煩わしい。
スヌーピーさんの脇腹をスマホスタンドに。
もちろんもちろん、こんなのは予測していた姿です。
それでも外でテント張って焚き火の準備をしていると、外に出てくる子がチラホラ。
テントの中に入ってみたり、焚き火をしたり、
ワラのマットへダイブしたり。
(この遊びはようちえん児から小学生までもれなくやりますね。しかも自然発生的に)
しかも思っていたより、早く外に出てきました。
もちろん声なんてかけていません。
みんな自分からです。
いくらでもゲームをしてよくても、ずーっとしているわけじゃないんだなと知りました。
オムライス作りチームが調理をはじめました。
まずは具材を切っていきます。
外では男たちの男の料理、カップラーメンチャーハン作りがはじまっております。
今回はベーシックに加えて、醤油味とカレー味も参戦。
と思えば、テントに集まってゲームしている面々もいます。
オムライスつくりも佳境に。
この前に一人の子が全員分のチキンライスとたくさんの卵を作ってくれたんですが、写真が嫌いだそうで、撮っておりません。
他の子も変わってもらって卵を焼きます。
ラーメンチャーハン組はすぐできるので、先に食べ終え、オムライス組も完成して食べ、カップラーメン組は後になって、「食べる〜」と言って食べ始めて。
そのまま流れるようにお風呂タイム。
入りたい子同士で入っていくけれど、さすがに10人いたら、時間がかかる。
しかもみんなけっこう長風呂。
我が家の風呂は木のお風呂。
みんな、「いいお風呂やったぁ」とほめてくれます。
手入れたいへんやけど、木にしてよかったなぁと思うひとときです。
お風呂タイムと同時進行でお菓子タイム。
大量のお菓子が次々と消費されていきます。
中には虫歯になるから、と夜のお菓子に躊躇する子も。
そこで私の悪魔の囁き「こんなん、今日だけやで」
「そやんな!今日だけやんな!」
と食べまくる。
そう、こんなのは今日だけです。
ゲームする子もいれば、遊び回る子も、
写真の下にはリョウくんが埋もれています。
今回はテント組と家組に分かれて就寝。
9時ころに男子一名就寝。
他の子たちは寝る気配なし。
テント組の子たちはテントへ移動するが、何回か戻ってきてお菓子を強奪していきます。
リョウくんがひとり焚き火を楽しんでいるのを見て、「かわいそう」とテントから出てきてリョウくんにおやつを振る舞う子どもたち。
リョウくん的にはひとり静かな夜に焚き火を愛でてセンチメンタルな気分に浸りたかっただろうが、子どもたちの優しさがそんな彼を救いました。
そんなこんなで、どうやら12時すぎくらいまでゲームしたりおしゃべりしてたそうです。
家組もそのあと寝たのはもうひとりの男子のみ。
女子は目が冴えています。
雨が降ってきたから移動したリョウくんと一緒にこちらも12時過ぎくらいまで焚き火をしてたそうです。
他の子は私とジュンさんと一緒にこたつで世間話。
将来のこと、学校のこと、受験のこと、小学生たちもいっぱい悩んでいるんですね。
夜遅かったのに朝6時くらいから起きている子どもたち。
最初に寝た彼は4時45分起床。
ゲームを満喫していたそうです。
は、早い・・・。
あさごはんもお腹の空いた子から自分でパン焼くなりなんなりして食べる方式。
意外と食パン焼きたくない子が多くてびっくり。
なんやかんやしてて外で遊びだす。
昨日の夜、雨で花火ができなかったので、今からするとのこと。
してみると、案外火は見える。
けれど、そんなにキレイじゃない。
やっぱり花火は夜に限ります。
このあともゲームしたり、色鬼したり、東屋のぼったり。
最後の最後まで遊びまくった子どもたちでした。
夜遅く朝早かった子どもたち。
睡眠不足もあるし、やっぱりいつもと違う場所での寝泊まり、緊張もあったと思います。
ゆっくりと休んで回復してください。
◇
今回のお泊りを通して、やっぱり小学生の面白さ、可愛らしさを再認識した二日間。
子どもたちにとって特別で思い出に残るひとときであったらいいなと思います。
夜中まで子どもたちと関わらせてもらって、ゲームをしようが、YOUYUBE見ようが、ジャンキーなお菓子食べようが、なんだかそうしたことは枝葉であって、根本の幹が素直に育っているならば大丈夫なんだなと、思いました。
もちろんそうした枝葉のことが何でもOKだとは思ってません。
私にも考え方があるし、各家庭でそれぞれの考え方があるでしょう。
それはそれでいいんです。
そこを否定する気はありません。
でも一番大切なのは根本の素直さだなと思いました。
にち森の子たちが中学生高校生になってもこうして一年に数回でもいいので、お泊り会や同窓会がしたいです。