本日もくつわ池自然公園へ行ってきました。
今日はカメラを忘れたので、ケータイのカメラとなります。
目的地に到着し、シートを広げた瞬間からはじまるごっこ遊び。
三人でキャッキャと、水筒を赤ちゃんに、子育てを楽しむ。
いつも、ごっこ遊びをしているのだけれど、今日はごっこのゾーンに入ったみたい。
もう5時間ぶっ通し(お弁当食べている時も、移動中も)で同じごっこ遊びを永遠に続ける女子たち。
ずっと水筒を大事に横抱きにしている。
たまにそんな時がある。
私は、それを密かにゾーンと呼んでいる。
きっとゾーンに入った彼女たちは、共通メルヘン世界にどっぷりと沈み込んでいるのだろう。
そして、それはきっと得も言えぬ甘美で幸福な世界なのだろう。
その様子をお弁当を食べながらじーっと見つめる彼。
すごい真剣に観察しているなあと思っていたら、こちらにやってきて、「なにやってるか、ぜんぜん分からへん」とひとこと。
たぶん彼からしたら、あんなに楽しそうなのだから、きっと楽しいことをしているにちがいないと思い、それを理解しようとじっと観察していたけれど、盛り上がっているのはわかるんだけれど、さていったいなにがそんなに楽しいのかと把握しようとすると、いったいなにをやっているのか、ちんぷんかんぷんだったのだろう。
かなり長い時間、見ていたので、彼なりに粘って理解しようとしたに違いない。
女子の世界、ごっこの世界は、秘密の花園、不可思議な世界のようだ。
そんな彼。
お弁当をいっぱい食べて、「う○こ、出そう」とおしりを押させて言ってきた。
これは今すぐ出るに違いないと、彼を抱きかかえて少し離れたトイレまで猛ダッシュ。
急いで、ズボンとパンツを脱いで、便座に座る。
まだ便は出ていない。
ふーひと安心と思ったら、彼のくちから、「出ない」とはにかみながらひとこと。
「また出そうになったら言ってや」
とトイレをあとにする。
帰り道、なぜかすっきりした感じに走って帰る彼。
こんなドタバタが、大変だけれど、好きだなあと思う瞬間。
こちらの彼は昨日見つけた長い枝を持って帰りたいけれど、長すぎて車には入らなさそうだから、のこぎりで切って、持って帰る。
かっこいい枝ってどうしてあんなに魅力的なのでしょう。
男子たちがせっせと家に枝を持って帰る気持ちはわからんでもないです。
私も、山のなかで、かっこいい鉄砲みたいな枝を見つけたら、テンションが上がってしまいます。
彼は他にもあっちゃんと石を積み上げる遊びをしたり。
石をバランスよく積み上げていく。
大きい石のバランスをとるために、あえてはしっこに小さな石を上に積み上げる。
アンバランスに見えて、バランスが取れてるってのは、どうも人の心を掴むものがあるみたいです。
なんだろ、その不安定さに惹かれるのか、その調和に惹かれるのか。
昨日、松の木の高いところにいたカマキリが、今日も同じ木のさらに高いところにいました。
すぐに見つけられる子、なかなか見つけられない子。
みんなで見上げながら、教えたり、探したり。
そうしたみんなでなにかひとつのものに興味を集中させる時間も、好きです。
しかしなぜ、カマキリはあんなに高いところへと登るのか。