京都・宇治田原町の森のようちえん

里山保育やまぼうしのブログ

奥が深いぞ、草木染め【2024.9.27】

本日はやまぼうしの家でごはんつくり。

みんなでごはんつくりを終えて、私は台所でお味噌汁とお米の仕込みをして、戻ってくると、年中トリオは散歩にでかけ、年少コンビはりょうこさんと叩き染め中でした。

りょうこさんが持ってきてくれる藍の葉が大活躍の今年でした。

布に葉っぱをのせて、その上にファイルをかぶせ金槌で叩く。

そると、きれいに葉っぱの色が布に移ります。散歩から帰ってきた年中トリオの手には様々な植物が。

写真のは彼岸花、他にもオシロイバナに、ヨウシュヤマゴボウの実。

遊びに使える植物がいっぱいです。

色水では色がでなかった彼岸花。

豪快に叩き染めする彼。

やってみると、きれいに色が出ていました。

同じ植物でも、手の加え方で、その結果も変わってきます。

ひとつひとつが実験。

ヨウシュヤマゴボウの実をつぶして、染めます。

こちらは濃いきれいな色がでます。

水で薄めて、筆でお絵かきも。

でも乾いたら、色が抜けるところと、そのまま定色するところが。

水との割合とかで、変わってくるようです。

これも実験。ごはんつくりの日は、みんなで食べます。

ぐっと距離が縮まってきたやまぼっこたち。

食事もおしゃべりしながらで楽しそう。

おしゃべりが盛り上がりすぎて、なかなか食べる手が進まないことも。

「はやく食べや〜」と声を掛けると、「は〜い」と返事がありますが、またおしゃべりに花が咲く。

楽しそうでなによりです。午後からも染め染め染め。

大人も子どもも染め染め染め。

ヨウシュヤマゴボウ、藍、叩き染め、生葉染め、垂らしてみたり、半分つけてみたり、折りたたんで浸してみたり。

植物の種類、染め方の種類、染めの技法の種類。

さらには同じ植物でも採取時期によって、色にも違いがでるらしい。

奥が深いぞ、草木染め。

そのひとつひとつを試してみて、その結果を見て、また違う試しをしてみて。

遊びは学びとはよく言ったものです。

来年は藍をたくさん育てたいと思います。

  • B!

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