京都・宇治田原町の森のようちえん

里山保育やまぼうしのブログ

そんな日もあるさ【2024.10.15】

本日はくつわ池自然公園へ行ってきました。

ただでさえ週末明けはスロースタートなんだけど、三連休明けでさらにスローな感じの子どもたち。

朝、母と別れがたかったり、寝不足気味だったり、もちろん、その日その日によって感情や体調やいろんなものが違います。

それは子どもも大人も同じで、人間である限り、そういうものです。

今日は一人の子は抱っこでここまできました。

その子の様子とか、(なんかいつもと違うなあ)、とか母から家での様子聞いたりとか、そんなのをヒントにして、この時は抱っこで連れて行こうと私が決めました。

そんな日もあります。

子どもたちも毎日違って当たり前。

なるべく柔軟に、その時その時、その子その子に合わせて動けたらいいなと思ってます。

もちろん、全体のこと考えて、ひとりの子に合わせられない時もありますが。

そこのバランスも、常にその時その時。

そう思えば、やまぼうしは子どもだけじゃなくて、大人も自分で決めて行動するということをしているのかもしれません。年長女子二人が砂遊びしていて、年少彼がそこに入りたいようだけど、なんか入れない感じで、近くで砂を足で蹴ったら、砂が彼女らに飛んで、怒られて。

ちょっと意地っ張りの彼はそのままそれを続けていたけれど、お姉様がたに何度も怒られて、ついに諦めて、その横で違う砂遊びをはじめたら、年少彼女と年中彼が合流して、こっちはこっちで盛り上がって。

たぶんだけど、年少彼女と年中彼は、年少彼が仲間外れにされて可愛そうだから、とかいう理由で一緒に遊んだのではないと思う。

たぶん、ただ年少彼がしている砂遊びが面白そうだと思って、よってきたのだと思う。

子どもたちはそれぞれに自分たちの思い通りに動いているだけなのに、こうしてうまい具合に2グループに分かれて、それぞれが楽しそうでってことだったり、

仲間に入れてもらえなくて悲しいけれど、それを機に新しい楽しいことが見つかったりとか、

そういうのが起こりがちな子どもたちの世界。

こういうのを見ると、子どもたちって、人間って、面白いなあ、不思議だなあ、と思います。今日は社会教育委員(で会ってますか? 違ってたらごめんなさい)のみなさまが、やまぼうしの見学に来てくださりました。

前回来ていただいた時はたしかもっと大人数で、距離も遠い気がしたのですが(これは私の心の距離が遠かったのです。なにせ今より500倍の人見知りだったもんで……)、今回は顔なじみの方もいたおかげで、随分と心の距離近く、お話できたように思えました。

口下手だった自分が、こうした時になにかと喋ることがあって、言葉のキャッチボールができるようになったのも、自分のことながら、成長したなあと自画自賛している次第です。

来ていただいた皆様方も、みなさん気さくで、関心を持ってくださり、素敵な方々でした。

こうしてわざわざ見学に来ていただいたことも嬉しい限りです。

少しづつ、やまぼうしも知名度が上がってきて、こうしていろいろな方と出会うことも増え、その出会いの距離感も次第次第に縮まっていき、改めて宇治田原でやまぼうしをさせてもらっていることに感謝です。

これからも謙虚に、名実一致させて、奢らず、常に我が身を省みて、精進していきたいと改めて思いました。

(最近、論語関係や貞観政要という本に関連する本を読んで、影響受けまくったので、余計にそう感じました)

わざわざ来ていただき、ありがとうございました。そうやって心に誓って、まずやったのはきのこを臭うこと。

松が枯れ始めたころにできるヒトクチタケというきのこらしく、下部からいわしに似た臭気を出して、虫を誘い込み、胞子を運んでもらうらしいのです。

臭ってみたら、たしかにいわしっぽい匂いが。

自然の神秘です。つぼみちゃんのところへ遊びに行く道中、こけて膝をすりむいた彼女。

泣きながらも、私やあっちゃんとは手を繋がず、我慢してひとりで歩きます。

でも、つぼみに来ていたりょうこさんを見ると、わーと泣いて、抱きつきに。

りょうこさんへの信頼度の高さと深い愛情を感じて、思わずほっこり。

決して、私とあっちゃんが嫌われているわけではありませんよ、たぶん。

彼女はりょうこさんが好きすぎるのです。まったり遊んだり、みんなでソーラン節踊ったりしていたら、戻るタイミングを失って、そのままここで遊ぶことに。

リュックは私が車で回収しにいきました。

そういう日もたまにはあっていいものです。

  • B!

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