京都・宇治田原町の森のようちえん

里山保育やまぼうしのブログ

安全性と冒険性【2024.12.10】

本日もくつわ池自然公園へ行ってきました。

緑の広場へ到着して、いつものファーストお弁当タイム。

女子ーズと年中彼は、すでにごっこ遊びがはじまっているようで、ごっこの世界のなかでのリアルお弁当タイム。

敷物をつなげて敷いて、家に見立て、女子たちはきちんと靴を揃えて並べて置いておりました。

こうした細部のこわだりが、ごっこ世界のクオリティを上げているの、かもしれません。

まさに神は細部に宿る。

遅れてやってきた彼は、来てすぐに焚き火でお餅と持参のホットサンドメーカーを置く。

出来上がったのがこちら、ハムチーズのホットサンドとおもちが2つ。

最高のお昼ごはんです。

焚き火で焼いたお餅は、なにをつけなくても最高にうまいんです。

ぜひ、やってみてください。

彼はさらにここからホットサンドにおもちをはさんで食べていました。

彼いわく、「あまい」だそうです。

まさに冬の醍醐味のお弁当。

私もやろーっと。

ごっこでもりあがっていたこちらの面々。

りょうこさんが段ボールを切っているのをすかさず見つけて、「なにしてんのー」

切った段ボールにランダムに切り込みをいれて、そこに毛糸をかけていくと、あら不思議、素敵なクリスマスの飾りの出来上がり。

子どもたち、思い思いの台紙に、思い思いの色の毛糸を、思い思いにかけていました。

できた作品は「家のクリスマスツリーに飾ろう」と嬉しそうにリュックに片付けておりました。

一方、こちらの彼は、立ち木の外側が腐っていて、はがれることを発見。

枝で一生懸命、剥いでいきます。

腐った木からは、小さな幼虫だったり、山ゴキブリだったり、ムカデだったり、いろんな虫が出てきました。

木は腐っていくと、虫の住処となって、完全に朽ちると、土となって、またそこから木が生えて。

木ってすごいなあ、循環していくんだなあと改めて思いました。

しかもこのあと、この木のまわりに小さな鳥がやってきて、虫を食べていました。

どこかで見てたのでしょうか、それとも匂い?

循環のなかには鳥もはいっていって、たぶん私たちが知らないだけで、全てのものがなにかしらの循環のつながりがあるんだろうな。

秘密基地からさらに下ると、つぼみちゃんたちが遊んでいる広場が見えます。

でも、そこまでの道のりはちょっぴりハード。

最初はその冒険感を楽しんでいましたが、他の子も来て、みんなで行くとなり、何度も往復していると、やっぱりちょっとここは危ないなとなりました。

子どもたちは楽しそうだったのですが、おとな判断でここは使わないことに。

子どもたちの興味や安全性などを天秤にかけて、危険度が高すぎる場合はこうした判断も下します。

そのさじ加減は難しいところですが。

  • B!

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