本日はやまぼうしの家に集合です。
それでも、いつもの習慣は変わらなくて、まずはお弁当広げて、腹ごしらえ。
いつもと違うのは、机に座って、椅子に座ってのお弁当。
いつもと違うスタイルで、なんだか嬉しそうなやまぼっこたちです。
「作ったらええねん」
ということで、黙々とおままごとに使う道具類をせっせとつくる女子たち。
ないものは作ればいい。
やまぼっこたちの柔軟性と、創造力と、実行力に頭が下がるばかりです。
「これなんなん?」とやってきた彼。
これで糸をつくるんや、と教えてもらうと、「えー、糸ー!」といいリアクション。
やってみたいと、やってみるが、糸の引っ張り具合とか、両手の動かし方とか、けっこう難しいみたい。
しばらくして、違う遊びに。
続きはりょうこさんが。
大人でも難しいみたいで、苦戦している様子を子どもたちも見ていて、実際に自分でもやってみて、やっぱり難しくて、それでも大人が続けているのを見て。
子どもたちと作りながらヒントをもらい、改良していくじゅんさん。
子どもたちも楽しい、大人もいいアイデアをもらえる。
ウインウインというやつです。
上手にその特性を生かして、葉っぱやさやに絵を描いていく子どもたち。
どれも面白い。
つくづく、子どもたちの絵ってのは、面白いなあと思う。
思うがままに描くから、面白いものができるんだろうなと思う。
なかなか話がまとまらなかったり、思い通りにいかなかったり。
それでも一緒に作り上げようとする。
今読んでいる本【「人間集団における人望の研究」山本七平】で、極意とか真理とか原則というものは矛盾するものだと。
たとえばスポーツでも「ちからを抜く」ということと「瞬時にちからをいれる」という両方が大事だと言う。
そしてあるスポーツに慣れ親しんだ上級者はそのことを身体で理解している。
それはスポーツに限らず、さまざまなことに当てはまると。
人間関係もそうなのかもしれない。
もめて大変だけど、一緒にやりたい。
三年間のやまぼうし生活を経て、子どもたちはその矛盾、人付き合いの極意を体得していくのかもしれない。
葉っぱにポスカでトントンと点描画。
もう立派なアート作品。
かわいすぎます。