京都・宇治田原町の森のようちえん

里山保育やまぼうしのブログ

森のなかの秘密基地【2024.9.30】

本日はくつわ池自然公園へ行ってきました。

集合場所に落ちていたのは大量の栗くりクリ。

これは収穫しないわけにはいかない。

来た子から、ひたすら栗を拾います。

足を使って、器用に栗をイガから出して。

小ぶりですが、味はしっかり美味しいんです。

もう少し寒くなったら、焚き火の季節。

煎り網で、焼き栗にして、みんなで食べよう。目的地について、お弁当ひろげて、嬉しそうに食べる彼。

久しぶりに来てくれました。

最初こそ、もじもじでしたが、しばらくしたら母ともすんなりと分かれ、その後も久しぶりとは思えないぐらい馴染んで、楽しそうに過ごしてくれていました。

基本的に、ニコニコ楽しそうな彼を見ていると、こちらもなんだか嬉しくなります。

またやまぼうしに来てくれるのが嬉しいです。こちらの男子たちは森のなかへ。

ここは子どもたちのお気に入りの場所。

男子たちは、ここで武器を探します。

折れた枝が剣になり、朽ちていびつなかたちとなった木は銃になります。

武器探しをしながらも、一気にそうした遊びの世界へ入り込むわけじゃない二人。

お互いにスロースターターなのです。

じわじわと探り合いながら、遊ぼうとする二人のやりとりを見ているのも、また面白いものです。お弁当が一段落した子たちもやってきて、一緒にごっこ遊び。

さすがごっこ遊び歴の長い女子たちは、あっという間にごっこの世界へ。

それにつられるように年中彼もごっこの世界へ。

年少彼も混じってごっこ。

だけど彼だけ彼の世界のごっこを楽しんでいるみたい。

それでも、なんとなく混ざり合って、一緒に遊んでいるのが、ごっこ遊びの懐の深さと、面白いところ。

オレンジ彼が落ち葉を集めていると、カーキー彼が落ち葉を崩す。

カーキー彼は同い年の年少彼女からこの場所を守ってくれと言われたから、守っているそう。

(当の年少彼女はそのような依頼はした覚えがないようで、きょとんとしていましたが)

崩されても、直接カーキー彼になにかをするわけじゃなく、ひたすら落ち葉を集める彼。

逆もしかりで、再びできた落ち葉の山を崩すだけで、オレンジ彼になにかをするわけじゃない。

しばらくして、オレンジ彼が折れたのか、違う場所に落ち葉を作り出した。

おお、自分から折れてやったのか、すごいなあと見ていたら、カーキー彼はここも近すぎると、再び落ち葉を崩す。

そのあとは、カーキー彼がどこかへ行き、そのすきにオレンジ彼が猛スピードで落ち葉の山をつくり、満足したそうで、彼も違う遊びに。

年少男子たちのやりとりは、まだまだお互いマイワールドで、言語化も難しく、荒削りなものですが、遠慮のないそのやりとりが、とっても尊くて、面白くて。

ずっと見ていられます。そんな彼は、久しぶりのやまぼうしに疲れちゃったみたいで、コテンと寝てしまいました。

その間、あっちゃんが拾ったカキの味見。

食べてみると、めちゃくちゃ渋かったみたい。

みんな、まずっ!と吐き出していました。

そういうのもいい思い出。

森のなかでたーっぷりごっこ遊びして、最後のお弁当タイムで、一度戻ってきて、食べ終わったあとは広場で砂遊びがはじまりました。

ちょっとの時間、普通に砂で山つくったりして遊んでいただけなのに、帽子が砂だらけになっていたり、顔中砂だらけだったり。

どうやったらそんなに砂まみれになるのっていうぐらい、みんな砂まみれで。

最後まで余す所なく遊びきったやまぼっこたちでした。

  • B!

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